最終更新日:2021/01/05
製品概要
代表的性能
| 商品型番 | 10 |
|---|---|
| 色 (ASTM) | |
| あわ立ち性(24℃)ml | |
| 熱安定度(140℃,6h) | |
| 酸価mgKOH/g | |
| 銅板腐食(100℃,3h) | |
| 密度(15℃)g/cm3 | |
| 動粘度(20℃:計算値)mm2/s | |
| 動粘度(40℃)mm2/s | |
| 動粘度(100℃)mm2/s | |
| 引火点(COC)℃ | |
| アニリン点℃ | |
| 流動点℃ | |
| 粘度指数 | |
| あわ立ち性(93.5℃)ml |
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ダンパオイルN10は、鉄道車両のダンパに使用するオイルです。 ダンパは、車両オイルダンパと車端横ダンパがあり、電車、客車、機関車をはじめ、最近はボギー付の大型貨車にも着装されており、車体の揺れを防ぐためのものです。 ダンパは、車両の検査時に点検されますが、点検から点検までの間隔が長いので、その間支障なく十分な性能を保たなければなりません。ダンパの性能、寿命に最も影響を与えるのはオイル漏れです。 ダンパは、走行中、ピストンロッドしゅう動部やシールなどが傷つき、摩耗が促進され、オイル漏れを起こしやすくなります。したがって、ダンパ用のオイルとして、次のような性能を有していなければなりません。
耐摩耗性および摩擦特性が優れていること。
シール材に対して影響を与えないこと。
温度変化による減衰力変化が少ないこと。
ダンパオイルN10は、これらの要求性能を考慮し、ダンパメーカーおよび日本国有鉄道の評価で優れた成績を納めたオイルです。
1. 耐摩耗性および摩擦特性が優れている
ダンパの性能を保つためには、オイル漏れを防がなくてはなりませんが、そのためには、ピストンロッドやシールなどの傷つきや摩耗を防ぐ必要があります。 ダンパオイルN10には、ダンパオイル用として適切な摩耗防止剤が添加され、耐摩耗性に優れています。特に、ダンパメーカーにおける長期サイクル耐久試験において、図に示すとおり、600万サイクルの時点においても、オイル漏れおよびロッドの傷つきがなく、その優秀性が立証されています。また、ダンパは作動する時、しゅう動部の摩擦抵抗が低くなくてはなりません。この抵抗が高いとダンパの作動が鈍くなり、乗心地などが悪くなります。 ダンパオイルN10は、特殊な摩擦調整剤を添加し、摩擦を低減するよう考慮しています。
2. シール材に対して影響を与えない
ダンパオイルN10は、高度に精製したパラフィン系基油を使用していますので、アニリン点が高く、ダンパに採用されている各種シール材に対して、膨潤、硬化などの影響をほとんど与えません。このことは、ダンパメーカおよびシール材メーカにおいて確認されています。
3. 温度が変化しても減衰力の変化が少ない
ダンパには使用目的に応じた適正な減衰力が設定されていますが、充てんされているオイルの粘度が変化すると、減衰力も変化してきます。すなわち、粘度指数の高いものほど温度変化に対して粘度変化が小さいので、目的どおりの減衰力を保つことができます。 ダンパオイルN10は、ダンパの作動に適切な粘度グレードを選定しており、粘度指数が高く、流動点が低いので、減衰力の変化も小さく、ダンパ用オイルとして、安定した性能を有しています。
4. 酸化安定性およびさび止め性が優れている
ダンパオイルN10は、長期間の使用に耐えられるよう、酸化安定性、熱安定性およびさび止め性を十分に考慮したオイルです。
5. 日本国有鉄道の指定銘柄
ダンパオイルN10は、JRの規格、JRS64002-1A-15BR9Aに合格し、指定銘柄になっています。